2020年版
三重の伝統工芸品をカバーに採用してから4年目となりました。毎年どんな表紙カバーになるのかと楽しみにされている県民の方々のお声を聞き、身が引き締まる思いで準備をするようになりました。そんな2020年版は松阪もめんを使わせていただくことになりました。
手帳サイズにカバーを落とし込むとき、毎年どうしても布の幅が短くギリギリの寸法取りになりがちなところを広幅の余裕のある布を用意していただいたことで松阪もめんの特徴である「藍の縦縞」が綺麗にまっすぐ表現され、草木染の自然な藍の魅力と相まって、完成度抜群のカバーに仕上がりました。また江戸期・安政時代の縞帳(江戸時代の柄見本帳)から復刻したデザインと、これぞ松阪もめんといえる鰹縞の計2案を採用しました。
また復刻デザインの着物も制作し、ポスター・チラシの販促ツールにも活用させていただきました。ちなみに伊勢の組合員Ⅽ印刷のT社長のお嬢様にモデルとなっていただき復刻デザインの着物を着て写真に収まっていただきました。
他にもこの年から三重県民手帳公式Twitterをはじめ、宣伝活動にSNSを活用することとなりました。